2919年2月9日。ドキュメンタリー映画「マンダレースター -ミャンマー民族音楽への旅- 」を下北沢トリウッドで鑑賞。上映後は川端潤監督の舞台挨拶。ロビーでは民族音楽の魅力や次回作についてもお聴きしました。
下北沢トリウッドで鑑賞
映画「マンダレースター」を下北沢トリウッドで鑑賞。
ピューちゃん、かわいいー。
ミャンマーの民族楽器サインワインを演奏しながら歌う女学生のピューさん。
ミャンマー民族音楽の伝統を受け継ぐアイドル。
ピューさんのサインワイン楽団一座は国内のお祭りを回って旅をしながら年間約200回の演奏公演。
日本の昭和のような演芸。
生演奏で歌ありコメディありの公演。
ほんわか楽しい。
物語は、ミャンマーの民族楽器を作る工房を訪ねるところから始まります。
工房の様子、楽器を作る職人さんの表情がとても穏やか。
そして、街並みや生活する人々、子供たちの活き活きとした表情や目の輝き、野良犬たち、お祭り、その昭和感。
魅入りました。
ミャンマー伝統民族楽器サインワイン楽団一座のアイドル、ピューさんがなんとも魅力的。
お母さん似の美形正統派アイドル顔。
お話しするときの笑顔、楽器サインワインを演奏するときの真剣なお顔、歌うときのお顔、とても魅力的なピューさんに惹かれました。
上映後の舞台挨拶 川端潤監督「ご感想を」
上映後は、映画「マンダレースター」監督の川端潤さんの舞台挨拶。
映画の撮影秘話をじっくりとお話ししてくださいました。
何かご感想かご質問があれば、と一番最初に、いかがでしたか?と聞かれまして、
もう、ピューちゃんが、素敵で、素敵で。はじめはモンチッチみたいな短い髪型で、おや?…と、感じましたが、映画が進むに従って、それから数年後までが描かれていって、ピューちゃんの髪もどんどん伸びて、どんどん大人の女性になっていき驚きました。ピューさん、そして、一座の皆さんが素敵でした。
と、感想を川端監督に伝えました。
舞台挨拶後に川端潤監督とお話 次回作は?
ロビーでも川端監督と映画「マンダレースター」についてお話しを伺いました。
そして、現在撮影中という、次回作についてもお話くださいました。
ミャンマー民族楽器サインワイン一座と、ミャンマーの立ち技格闘技ラウェイのドキュメンタリー映画。
世界一過激と云われる格闘技です。
俄然楽しみです。
映画「マンダレースター」。 ミャンマー伝統民族楽器サインワイン楽団一座の大衆娯楽を堪能しました。
それにしても、一座のアイドルのピューさん、可愛かったです。魅力的だなぁ。
「マンダレー!」
CDを聴いて映画の余韻に浸っています
ドキュメンタリー映画「MANDALAY STAR -ミャンマー民族音楽への旅- 」紹介
ミャンマーはバングラデッシュ、インド、中国、ラオス、タイの5カ国に囲まれた多民族国家。
主要な民族は8つあり、少数民族も入れると135部族にもなり、そのうちビルマ族が70%を占める。
そして、マンダレイはミャンマー第二の都市。
1885年、イギリスに併合されるまで最後の王朝、コンバウン王朝があった。
仏教文化と信仰の中心で700を超えるパゴダ(仏塔)があり、そのほとんどはミンドン王時代に造られたものである。
また、民族音楽が体系化され始めたのもこの時代あたりからである。
ロンジーという民族服を着て、顔にはタナカという日焼け止めをぬる。
初めてタナカを見た時はなんだろうと思った。サインワインは大きな木枠の中に21個の音階あるタイコがぶらさがる、この地方特有の楽器である。
サインワインオーケストラの中心となり演奏において、コンダクター的存在となる。
第1作ではヤンゴンにおいて地元のヤンゴン芸術大学の先生達を中心に正統派の伝統音楽を録音した。
11グループで100曲レコーディングしたが、今回はマンダレーに住む一家の女の子が中心のサインワイン楽団の録音をした。
彼等は年間200日程、あちこちから呼ばれて旅をし寄進祭、お祭りなどで演奏をする旅まわりの一座、旅芸人である。
サインワインオーケストラの中にエレクトリックベース、キーボード、ドラムなどを取り入れて伝統音楽とポップス、ロックなど幅広く演奏する。
イギリスに植民地化された1885年頃よりピアノ、マンドリン、バイオリンなど西洋楽器などを自分たち風にうまく取り入れてサインワイン楽団の中で演奏してきた経緯がある。
ミャンマーの人達はパゴダの仏像の頭のまわりでピカピカ光るLEDを装飾するなど(これも初めて見た時はなんだろうと思った。)
何事にも余りこだわらずに取り入れていくようだ。
それがこの国の独自性を生んでいるのかもしれない。
ドキュメンタリー映画「MANDALAY STAR -ミャンマー民族音楽への旅- 」公式サイト