しみじみ。よかったなぁ。
映画『おじドル、ヤクザ』(2022)初日初回上映を新宿 K’s cinema ケイズシネマで鑑賞。
入場時にB5版見開き8面のパンフレットを無料でいただきました。
販売用の劇場パンフレットは製作していないとのこと。
上映後、監督、出演の俳優さんたちの舞台挨拶がありました。
監督・脚本・編集・音楽・主演の潔癖症のヤクザ金田役の大川裕明さん。
売れないおじさんアイドルあずぽん役の彦坂啓介さん。
金田の行きつけの食堂で働く女性役のたしろさやかさん。
あずぽんの20年にわたるファンのひとり役の越山深喜さん。
舞台挨拶のMCは伊藤さとりさん。
メディア取材のカメラ、ビデオカメラが入る舞台挨拶でした。
自主製作映画の公開初日に、メディア取材が入り、映画パーソナリティの伊藤さとりさんのMC付きということに驚きました。
帰りのロビーでは出演俳優の皆々さんのお見送り。
今、スクリーンで見たあの役、この役の俳優の皆さんが総出でお見送りをしてくださり驚きました。
監督、出演俳優の皆さんの直筆サイン入りポストカードをいただきました。
ありがとうございます。
感想です。
自分の推しについて他人がどう思おうとも、20年来のファンってすごいなあとしみじみと感銘を受けました。そんなファンを売れないアイドルおあずぽんもとても大切にしている。素敵な関係だなあと感じました。
これは沁みました。20年前にアイドルとしてブレイクしたものの、その後、売れなくなった後も再びのブレイクを夢見て、44歳になった今もアルバイトをしながら地下アイドルとして活動する息子を温かく接し応援する。ご両親のおふたりの立ち居振る舞い、言葉が温かくて沁みました。
このシーンは心が痛み、しんみり沁みました。
このシーンの数々は切なかったなあ。
ラストカットからのエンドロールの最後に短いワンシーンが描かれます。なんか良かったなあ。
金田(42才)は潔癖症で、昔堅気のヤクザ。人付き合いが苦手で、オレオレ詐欺などイマドキのヤクザの仕事では使いものにならない。組でも浮いた存在で借金の取立の仕事をあてがわれている。債権者は老後破産の夫婦等いずれも底辺で懸命に生きる人々。
ある日の取立先は東という男の家だった。彼は芸名をあずぽんと名乗り44歳の今でも地下アイドルとして活動している。あずぽんは年老いた両親と暮らし、どこまでも呑気でポジティブな男だった。そんなあずぽんにイラつく金田だったが ……
映画『おじドル,ヤクザ』公式サイト
あずぽんの両親と20年来のファンの姿にしみじみ感銘を受けました。