感想:映画「シンデレラマン」(2005)鑑賞。アメリカ大恐慌時代、1千万人を超える失業者が溢れる苦境の中でいかに生きる糧を得て生活していくか。家族の高潔さにしびれる。 #シンデレラマン

映画「シンデレラマン」(2005)

レネー・ゼルウィガーさん出演の過去作品を鑑賞しています。今回は、2005年制作の映画「シンデレラマン」。アイルランド系アメリカ人プロボクサー、ジェームズ・J・ブラドックさん(1905年6月7日 – 1974年11月29日)の半生をもとに描かれた物語。レネー・ゼルウィガーさんは、彼の妻メイ・ブラドックを演じます。感想です。

感想:映画「シンデレラマン」

第二次世界大戦前のアメリカ、ニューヨーク。

狂乱の20年代と云われる1920年代の豊かさと、大恐慌時代と云われる1930年代の貧困の悲惨さ。
それらの極端に違う双方の時代を生きた3人の子供を持つ夫婦の物語。
幼少のアリエル・ウォーラーさん演じる 末っ娘のローズマリーがかわいい。
ジムの妻メイ役のレネー・ゼルウィガーさん、お見事です。

失業者が1千万人以上にに膨れ上がったという1933年のアメリカ。
本作では、当時の悲惨な生活と世の中の様子とが垣間見られました。
そのような状況で、3人の子どもたちとともに家族でどのように生活し生きていこうかという姿が描かれており、私にとっては本作でしびれた点です。

そして、ラッセル・クロウさん演じるジェームズ・J・ブラドックさんの家族を想う高潔な生き方はかっこよかったです。

DVD特典映像もよい。
ロン・ハワード監督による解説付きの削除シーン映像集(なざ、削除せざるを得なかったかの説明があります。本当に、よいシーンばかりで。)と、マックス・ベア対ジェームズ・J・ブラドックの1935年の実際の試合記録映像も見入りました。

鑑賞後は、読み応えたっぷりの劇場パンフレット(全41ページ)を読んで余韻に浸りました。

素晴らしい家族の物語でした。

映画「シンデレラマン」(2005)劇場パンフレット

動画:映画「シンデレラマン」予告編

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高橋典幸
高橋典幸

ラッセル・クロウさん演じるジェームズ・J・バラドックさん、レネー・ゼルウィガーさん演じる妻のメイ・バラドックさん、素晴らしいです。

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