2019年2月9日。映画「セブンガールズ」を下北沢トリウッドで鑑賞。本編鑑賞は17回目。(※プラス、本編を観れずに入場券を購入して上映後の舞台挨拶・トークイベントのみに参加の3回分も含めての20回目の感想となります)
スクリーン映像がとても綺麗な下北沢トリウッドでは、5回目の鑑賞。
感想です。
今日の映画「セブンガールズ」2019年2月9日
今夜の映画「セブンガールズ」鑑賞中は、昨夜の対談での、猫と成瀬に注目して観ました。堀川果奈さん演じる猫のセリフ、そして、一挙手一投足に、あのひとつのセリフ、あのシーンのあのひとつの挙動を猫として体現するまでの道のりを思い出しながら観ていましたら、胸が熱くなりました。
上映後のトークイベント 対談:映画と音楽について
映画「セブンガールズ」今夜の上映後対談は、「映画と音楽について」。
映画の音楽を担当された吉田トオルさん、広田あきほさん(郁子役)、織田稚成さん(新崎役)が登壇。今夜の対談のお話もしびれました。
旗揚げ20周年の劇団前方公演墳のこれまでの舞台の音楽を、全て書き起こしで作曲してきた吉田トオルさん。
映画「セブンガールズ」の音楽もそのまま担った。オリジナルの書き起こし脚本を書くデビッド・宮原監督と、その物語に音楽を書き起こしで作曲してあてる吉田トオルさん。
対談冒頭、広田さんが、撮影した映像が編集されて音楽が入っていない段階での作品を観た後に、トオルさんが音楽を入れた作品を観た。その時に、音楽の力ってこんなにも凄いんだと感動したというお話を吉田さんにするところから対談は始まりました。
そして、今日、トオルさんに聞きたいことを、3つ用意してきたんです。と広田さん。それに吉田さんが答え解説するという対談となりました。この吉田さんの音楽解説がスゴ過ぎる。
質問し、吉田さんの音楽解説に対し、ということは、ですか?とさらに音楽の専門的な質問を具体的にして引き出す、広田さんと織田さんもすごいなぁと思いながら聴き入りました。おふたりも本当にミュージシャンなんだよなぁと再認識しました。
広田さんは対談中かぶってるニット帽を3回落とす程に興奮。
織田さんも、これまでの上映後トークイベントでは、お話すると、ご本人いわくボソボソナイトになることが多かったのですが(そんな時の織田さんも大好きなのですが)、吉田トオルさんとの今夜の織田さんは、ハキハキ活き活きナイトでした。
映画「セブンガールズ」の音楽談議に織田さんも興奮ナイト。
吉田トオルさんが、映画「セブンガールズ」の音楽について解説している時、横に椅子を並べて対談する広田さんと織田さんの目のキラキラ感と熱量も凄かったです。
対談内容はネタバレOK前提のお話で、具体的なシーンごとの音楽解説となりました。
録音録画厳禁の本日の対談内容は公式さん「2/9 イベントレポ」にお任せします。
映画「セブンガールズ」鑑賞時の楽しみ方がまた増えました。
次回は、シーンに流れる書下ろし音楽の数々に耳を澄まして鑑賞しながら物語を堪能します。
トークイベント終了後のロビー
吉田トオルさんとはじめてお会いしました。今夜は吉田トオルさんのファンの皆さんが大勢、映画「セブンガールズ」を観に来られていました。ファンの皆さんのマナーがとても素晴らしかったです。ロビーでの吉田トオルさんとの語らいの時間は、ファンの皆さんにお譲りしました。
ロビーで、織田さんにお話を伺いました。
「他の劇団の舞台の音楽でよくあるのは、既存の楽曲をあてること。時には歌入りの歌謡曲や洋曲をあてるということも。劇団前方公演墳は違うんです。脚本も書下ろし、音楽も全て書き起こしでやってるんです。20年間その音楽を吉田トオルさんに全て作曲頂いた。」
今夜、下北沢トリウッドに来てよかったなぁ。
広田さんの役者魂よ。
小野寺さんの映画ポスター&フライヤー再現写真に刺激を受けて「ぜひ、やってみたいんです。」と、ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」のポスターを再現。広田さん、ありがとうございます。
小野寺隆一さん(成瀬凛太朗役)が、記録用写真撮影のカメラマンとしてこられていました。 そして、一部のコアなファンがいらっしゃるという小野寺さんの映画ポスター&フライヤー再現写真。第5弾は、映画「兵隊やくざ」。小野寺さんお忙しい中、ありがとうございます。
デビッド・宮原監督も来られていました。
今日の映画ごはん 銀座 いし井 下北沢店
映画「セブンガールズ」物語
夢を持つことも、希望を持つことも、恋をすることさえ贅沢だった終戦直後の物語。今日食べるもののためだけに生きる女たちを描いているこの物語は、極限状態に近いどん底にありながら、星を見上げ続けた夢の物語だ。女たちは、米兵に体を売る娼婦となることで生き抜き、風が吹けばきしむバラック小屋で手に手を取り合って共同生活を送っていた。プライドを捨てたような彼女たちを人は指さし「パンパンガール」と蔑む。それでも、彼女たちは笑顔を見せ、歌い、踊る。心の底に小さな希望の灯を持ちながら。
映画「セブンガールズ」公式サイト