ドキュメンタリー映画『ヨコハマメリー』を映画館の35mmフィルムで観ることができました。しかも、メリーさんが歩いていた街のひとつ伊勢佐木町すぐそばの横浜シネマリンにて。2006年劇場公開の作品ということもあり、すでに、DVD販売、ストリーミング販売もされている作品。ただ、これは劇場で観たかった。封切から10年を超えましたが実現しました。
伊勢佐木町あたりを散策し横浜シネマリンへ(映画鑑賞前)
最寄り駅「関内」
最寄り駅「関内」に、早めに到着。
駅の読み方もわかりませんでした。
「せきうち?」「せきない?」。。「かんない」とのこと。
有隣堂 伊勢佐木町本店へ
まずは、有隣堂 伊勢佐木町本店へ。
ここならお目当ての書籍と写真集を店頭で購入できるのではと。
また、店内で、写真家 森日出夫さんのパネル展の展示もあるとのことでしたので。
さすがです。
売り上げ第1位「ヨコハマメリー」です。
お目当ての書籍と写真集の平積みコーナーがレジ前にどーんとありました。
そして、写真家 森日出夫さんのパネル展を鑑賞。
1階から2階へあがる階段の壁にありました。
階段を一段一段登り下がりしながら、1枚1枚の写真を味わいました。
等身大?メリーさんのパネルと記念自撮り。
横浜シネマリンへ
横浜シネマリンに到着。
ドキュメンタリー映画『ヨコハマメリー』やっています。
地下の劇場へ階段を降ります。
階段の踊り場に劇場ポスターとメリーさんの人形が5体。
横浜シネマリンのロビーに到着。
鑑賞前の腹ごしらえに喫茶あづまへ
入場開始までに時間がありましたので鑑賞前の腹ごしらえ。
横浜シネマリンと同じビルの1階 喫茶あづまに入りました。
ナポリタンスパゲッティをいただきました。おいしかったです。
横浜シネマリンに戻ります
この奥が劇場です。
いよいよ、ドキュメンタリー映画『ヨコハマメリー』35mmフィルム上映、開演です。
映画『ヨコハマメリー』物語
歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のようなドレスに身を包んだ老婆が、ひっそりと横浜の街角に立っていた。本名も年齢すらも明かさず、戦後50年間、娼婦として生き方を貫いたひとりの女。かつて絶世の美人娼婦として名を馳せた、その気品ある立ち振る舞いは、いつしか横浜の街の風景の一部ともなっていた。“ハマのメリーさん”人々は彼女をそう読んだ。
本作に出演するのは、メリーさんと関係のあった人たちや思い入れのある人たち、そして昔の横浜を知る人たちである。それらの人たちのインタビューや取材により「メリーさん」とは何だったのか、彼女が愛し離れなかった「横浜」とは何だったのかを検証し、浮き彫りにしていった。いわば本作は、あるテーマ(ヨコハマ、メリーさん)についての「現象」を追ったドキュメンタリーである。
監督は本作がデビューとなる、弱冠30歳の中村高寛。メリーさんが街から消え、彼はその影を追うように、様々な人々へのインタビューを始めた。そしてメリーさんを通して見えてきたものは、市井の普遍的な人の営み、感情、人生の機微であった。撮影開始から5年の歳月をかけ、地元・横浜への親しみが込められた、清々しい感動に溢れる作品を作り上げた。出典)映画『ヨコハマメリー』公式サイト
映画『ヨコハマメリー』予告編
予告編
伊勢佐木町あたりを散策(映画鑑賞後)
ISEZAKI MALL 伊勢佐木モール
伊勢佐木モールを散策。
柳屋
映画に登場していた柳屋。
伊勢佐木町ブルース記念碑
映画のテーマ曲「伊勢佐木町ブルース」。50周年になるんですね。
青江美奈さんの歌ですが、映画では渚ようこさんが歌っています。
伊勢佐木町ブルース
映画で映し出されていた「伊勢佐木町ブルース記念碑」。見つけました。
ピアノ。
楽譜。
記念碑。
GMビル
GMビル、見つけました。
メリーさんがいた場所のひとつとのコトです。
このあとも2時間ほど、この界隈の裏路地や川沿いなどをメリーさんがいたころに思いをはせながら散策しました。
いいひと時でした。
感想
お見事な作品でした。ラストは涙があふれました。ご本人のメリーさんが街から姿を消している状態から、これまでにメリーさんと関わりをもった人々のインタビュー取材で構成されたドキュメンタリー。1人の人に対して、どのように関わったかによって、メリーさんの記憶がそれぞれ異なる。街でよく見かけたという人、仕事上のライバル、美容院、クリーニング店、ビルオーナー、自身のコンサートの招待券をプレゼントしたシャンソン歌手、本作より先にメリーさんの映画製作をはじめ撮影をしていた人、メリーさんが街にいたころの戦後史の書籍を執筆している人、メリーさんのような人々をモデルに作られた独り舞台を毎年上演している女優、メリーさんの写真を撮っていた写真家などなど、それぞれのメリーさんとの記憶と人物像イメージ。そんな、つながりがないように見える点だらけの情報が積み重なっていくと、部分的に線になり面になっていく。
これは、自分にも当てはめらることなんだろうなあと思いました。「高橋典幸さんはどのような人でしたか?」おそらく、人によって、高橋典幸との記憶と人物像はそれぞれ異なることだろうなあ。。そんなこともふと思わせてくれた作品です。
高橋典幸
ドキュメンタリー映画『ヨコハマメリー』フライヤー
関連外部リンク
参考
映画『ヨコハマメリー』公式サイト
参考
横浜シネマリン公式ホームページ
https://www.instagram.com/p/BcZUyg4FRRS/