2019年2月11日。笑いあり、しんみり涙あり、生々しい現実ありで魅入りました。素敵な家族愛の記録。ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」を下北沢トリウッドで鑑賞。
キュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」を下北沢トリウッドで鑑賞 2019年2月11日
最初の10分間程、歩きながら撮影の揺れ映像にこれ続くとキツイなぁと感じるも、内容は素敵な家族愛の物語。
アルツハイマー性認知症を患う87歳の母親と、耳の遠い95歳の父親の二人暮らし。
おふたりのお若い頃からの写真や映像を取り混ぜながら、今の数年の現実をひとり娘の信友直子さんが撮影し監督した記録映像。
本当に素敵なご夫妻。ラストカットも美しかったです。
作品紹介 ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」
広島県呉市。この街で生まれ育った「私」(監督・信友直子)は、ドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクター。18歳で大学進学のために上京して以来、40年近く東京暮らしを続けている。結婚もせず仕事に没頭するひとり娘を、両親は遠くから静かに見守っている。そんな「私」に45歳の時、乳がんが見つかる。めそめそしてばかりの娘を、ユーモアたっぷりの愛情で支える母。母の助けで人生最大の危機を乗り越えた「私」は、父と母の記録を撮り始める。だが、ファインダーを通し、「私」は少しずつ母の変化に気づき始めた…病気に直面し苦悩する母。95歳で初めてリンゴの皮をむく父。仕事を捨て実家に帰る決心がつかず揺れる「私」に父は言う。「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」。そして「私」は、両親の記録を撮ることが自分の使命だと思い始め−−−娘である「私」の視点から、認知症の患者を抱えた家族の内側を丹念に描いたドキュメンタリー。2016年9月にフジテレビ/関西テレビ「Mr.サンデー」で2週にわたり特集され、大反響を呼んだ。その後、継続取材を行い、2017年10月にBSフジで放送されると、視聴者から再放送の希望が殺到。本作は、その番組をもとに、追加取材と再編集を行った完全版である。娘として手をさしのべつつも、制作者としてのまなざしを愛する両親にまっすぐに向けた意欲作。
映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」公式サイト