イベントの様子をノーカット動画(19分56秒)でご紹介。2018年12月11日(火)。映画『セブンガールズ』アップリンク渋谷で鑑賞。映画本編を観るのは、10月の新宿ケイズシネマでの初鑑賞から2回目。上映後トークイベントにも参加しました。
上映後トークイベント<ダンシングオールナイト>
登壇:樋口真衣(道絵 / 振付師:まころも)、河原幸子(あさひ)、堀川果奈(猫)
セブンガールズトップダンサーたちが集結。
映画主題歌「星がいっぱいでも」のダンスを披露。ダンス秘話をお話。
映画「セブンガールズ」2018年12月11日(火) 上映後トークイベント
アップリンク渋谷 2F スクリーン2
感想 | 映画「セブンガールズ」上映後イベント
映画「セブンガールズ」をアップリンク渋谷で鑑賞。再び劇場スクリーンで観られました。嬉しいです。
私にとっては、新宿のケイズシネマで鑑賞して以来のスクリーン上映でのセブンガールズ鑑賞。良かったです。
今夜の渋谷は冷たい雨。
そして、新宿で私が観たときも雨でした。
まさに、主題歌「星がいっぱいでも」の歌詞の心情を街中が演出してくれているかのようでした。
今夜の渋谷の冷たい雨風はほんとに寒かった。自撮り写真も私すごい顔になっております。
それはさておき…
再度観ると、何気ないほんの短いワンカットでの表情や、さりげないひとことのセリフ、セリフがなくても後ろの方でのリアクションなどの舞台的な進行に、映画ならでは映像演出が織り交ぜられて、登場人物ひとりひとりの人となりや心情がお見事に表現されていて、それぞれの登場人物のどこかには感情移入してしまった珍しい作品。
また、数々の布石を置いていることが、前回以上に気付けました。
そして、物語は、それらの布石たちを切ないほどに回収していってしまいます。
布石たちに気付いてしまうと、終盤に向けての物語の切なさが倍増でした。
上映後の舞台挨拶は、道絵&あさひ&猫のダンシングオールナイト。
劇中そのままの衣装をそれぞれ身にまとった3人。今スクリーンで観ていた、道絵、あさひ、猫が、まさに、スクリーンから飛びできたかのようなこの不思議な感覚。しかも、ご本人様登場です。
今回のセブンガールズのアンコール上映での舞台挨拶は、本当に嬉しい企画です。
オープニングのダンスとエンディングのダンスとは振付けが実は違っている。その意味。
ミュージックビデオ、アップリンク渋谷でのアンコール上映へのカウントダウン踊ってみたビデオ制作のダンス裏話。
などなど、へぇ・・と唸る貴重なダンス舞台裏話を伺えました。
そして、ダンスを2回披露してくださいました。
主題歌「星がいっぱいでも」のダンスでは、歌詞のフレーズのひとことひとことにその意味や思いを振りで表現しているとのことこと。それらの解説を聞いて改めて観る生ダンスは、お見事でした。
雨でも私は晴れ。
冷たい雨が降る凍える寒さの今夜の渋谷。
そんな中、心はポカポカ、渋谷駅への道中も顔が緩んだ笑顔で歌いながら歩いてしまっているそんな夜。
ありがとうございます。
高橋典幸
【写真】映画『セブンガールズ』鑑賞の思い出 2018年12月11日(火)
今夜は、雨。。。寒い。
アップリンク渋谷への道中、メガドン・キホーテ渋谷本店店頭の熱帯魚を堪能
寒い。。アップリンク渋谷に到着
アップリンク渋谷の入場券。
事前に、公式サイトで席予約と購入ができて、アップリンク渋谷のカウンターの発券機で自分で発券できるのはとても便利です。
今夜は20:00上映
2018年12月11日(火)上映スケジュール
映画「セブンガールズ」チラシも置いてあります
スクリーン2 座席表 アップリンク渋谷
劇場ポスター 映画「セブンガールズ」
劇場ポスター 映画「セブンガールズ」
【動画】映画『セブンガールズ』上映後トークイベント
映画「セブンガールズ」2018年12月11日 樋口真衣 河原幸子 堀川果奈 上映後トークイベント ダンシングオールナイト アップリンク渋谷(19分56秒)
※上映後トークイベントの様子は写真・動画撮影、SNS公開がOKでした。
https://www.youtube.com/watch?v=84RpTjVNaMg
02:38 ~ ダンス1 星がいっぱいでも オープニングダンス
04:25 〜 ダンス振付秘話と役柄設定(樋口真衣 河原幸子 堀川果奈)
18:00 ~ ダンス2 星がいっぱいでも エンディングダンス
映画『セブンガールズ』作品紹介
高橋典幸
夢を持つことも、希望を持つことも、恋をすることさえ贅沢だった終戦直後の物語。今日食べるもののためだけに生きる女たちを描いているこの物語は、極限状態に近いどん底にありながら、星を見上げ続けた夢の物語だ。女たちは、米兵に体を売る娼婦となることで生き抜き、風が吹けばきしむバラック小屋で手に手を取り合って共同生活を送っていた。
プライドを捨てたような彼女たちを人は指さし「パンパンガール」と蔑む。それでも、彼女たちは笑顔を見せ、歌い、踊る。心の底に小さな希望の灯を持ちながら。2018年に旗揚げ20周年を迎える劇団前方公演墳の作品「セブンガールズ」は、多くの観客に愛され、2004年の初演から、4度の再演を重ねてきた小劇場作品。飽食の時代と言われる現代にあって、今やファンタジーともいえるこの時代の物語が愛された理由は、現代においても「真剣に生きる」ことが求められているからこそだ。人は、本気で夢を追い、希望を抱き、壊れるような恋を求め願っている証拠だろう。
「この作品を世に残したい」たった一つの願いが、奇跡としか思えないこの映画を生みだすことになった。これまでの小劇場作品の映画化は全て、脚本、監督が変わり、キャストが有名俳優となり、別の形としての映像化だった。そうしなければ映画製作の企画が通ることはなかったからだ。それを舞台同様のオリヂナルキャスト、原作が監督での製作するには、俳優たちが自ら、映画化に向けて自分たちでやれることは全てやっていく方法しか残されていなかった。
クラウドファンディングで資金を募り、自らの足でロケ地をめぐり、終戦直後と同じように自分たちの手でバラック小屋を建て、8か月にも及ぶ稽古を重ねることで、これまでの常識を覆す文字数のシナリオを、わずかな資金、わずかな日程で、撮影に及んだのだ。終戦直後の小さな希望と、現代に生きる劇団員たちの夢がクロスオーヴァーしていく。どんな状況でも、どんな環境でも、どんな困難にも負けないパンパンガールたちのように、映画化に向けて走り回った。この映画は、過去の物語ではない。現代を生きる全ての人の物語だ。どん底でも笑える強い人間の物語だ。
出典)映画「セブンガールズ」オフィシャルサイト
映画『セブンガールズ』物語
アメリカ軍の支配下にあった終戦直後、希望と尊厳を奪われたドン底の東京に、わずかな命を生きた娼婦達がいた。
家族の命を奪ったアメリカ軍人を相手に体を売る彼女達を人は蔑み、パンパンガールと呼ぶ。戦地に男たちを取られ、配給も滞り今日食べる物さえ手に入らない。
戦災孤児や戦争未亡人、行く当てのない女たちは寄り添い、力強く生きていく。
そのパンパン宿にも8人の娼婦が助け合いながら生きていた。
どんなにつらくても、どんなに落ち込んだ日も、彼女たちは歌った。
いつかやってくるはずの、明日を信じて。とっくに捨てた幸せ、あるはずのない愛、取り巻く男達の野心に翻弄されながらも、手を取り懸命に生きようとした彼女達の歌、「セブンガールズ」が、瓦礫の街に今日も聞こえる。
出典)映画「セブンガールズ」オフィシャルサイト
【動画】映画『セブンガールズ』予告編
映画「セブンガールズ」予告編(1分30秒)
https://www.youtube.com/watch?v=sijcGZHEZYc
【動画】映画『セブンガールズ』主題歌「星がいっぱいでも」ダンス
映画「セブンガールズ」主題歌「星がいっぱいでも」 MV(2分40秒)
舞台「BEGINS of Sevengirls」のステージでのダンス
https://www.youtube.com/watch?v=pAgxr4KjJus
【動画】映画『セブンガールズ』登壇者の役紹介
映画「セブンガールズ」道絵(パンパン小屋の女たち)(30秒)
https://www.youtube.com/watch?v=HQwR9LDbSWg
映画「セブンガールズ」あさひ(パンパン小屋の女たち)(30秒)
https://www.youtube.com/watch?v=f1Ee3OyZxwU
映画「セブンガールズ」猫(パンパン小屋の女たち)(30秒)
https://www.youtube.com/watch?v=bY4uvPzJz8E
関連外部リンク
参考 映画「セブンガールズ」予告編・PV集YouTube 再生リスト
参考 映画「セブンガールズ」上映後トークイベント集YouTube 再生リスト
高橋典幸