素晴らしい特集記事でした。永井荷風「断腸亭日乗」から100年。なんと全93ページの特集記事です。永井荷風が38歳の大正6年(1917)9月16日から79歳で亡くなる前日の昭和34年(1959)4月29日までの42年間にわたって書き綴った日記「断腸亭日乗」。その日記を書き始めた日から100年。月刊誌「東京人」2017年12月号の特集記事は「永井荷風 愛すべき散歩者 断腸亭日乗から100年」。貴重な資料や写真、寄稿文や記事の数々に、全93ページを一気に読んでしまいました。
月刊誌「東京人」2017年12月号 目次
目次です。全146ページ中、約3分の2の分量となる93ページが永井荷風の特集記事でした。
特集 永井荷風 愛すべき散歩者
『ふらんす物語』『すみだ川』『日和下駄』など、多くの作品を世に残した永井荷風。2017年は、永井荷風が日記『断腸亭日乗』を書き始めてから100年にあたります。
変わりゆく東京を歩き、風景、風俗など、克明に記しました。今年は創作ノートも新たに見つかり、企画展を開催する文学館があり、ますます荷風に注目が集まっています。生涯現役の小説家として、孤独なスタイルを最後まで貫いた荷風に、出会える一冊をお届けします。
出典)都市出版 公式サイト
感想
高橋典幸
興味深く想う故人のおひとりが小説家の永井荷風です。貴重な資料や写真、寄稿文や記事の数々に、全93ページを一気に読んでしまいました。現状、読んだ小説は「墨東綺譚」のみですが、多くの他の作品や関連図書についてもわかりやすく紹介されていましたので、未読の作品にも触れてみたいと思います。永井荷風の人となりを垣間見させてくださりありがとうございます。素晴らしい特集記事です。
永井荷風の特集記事、全93ページ。惹きこまれて一気に読んでしまいました。
月刊誌 #東京人 2017年12月号 特集記事 #永井荷風 愛すべき散歩者 pic.twitter.com/T9j1015mS8— 高橋典幸☁ (@NoriyukiJP) November 6, 2017