映画『最低。』(R15+)初日舞台挨拶付を池袋シネマ・ロサで鑑賞しました。

映画『最低。』初日舞台挨拶付で鑑賞

よかったなあ。映画『最低。』(R15+)初日舞台挨拶付を池袋シネマ・ロサで鑑賞しました。上映後の舞台挨拶のゲストは、橋口美穂役の森口彩乃さん、綾乃役の佐々木心音さん、本間あやこ役の山田愛奈さん、監督の瀬々敬久さんです。

映画『最低。』(+R15)初日舞台挨拶付を池袋シネマ・ロサで鑑賞

映画『最低。』(+R15)初日舞台挨拶付を池袋シネマ・ロサで鑑賞

第30回東京国際映画祭でのレッドカーペットインタビュー・舞台挨拶・記者会見

鑑賞前に、第30回東京国際映画祭コンペティション部門選出作品『最低。』のレッドカーペットインタビュー映像と舞台挨拶映像と記者会見映像を観て行きました。

第30回東京国際映画祭『最低。』レッドカーペットインタビュー

第30回東京国際映画祭『最低。』舞台挨拶

第30回東京国際映画祭『最低。』記者会見

  
  
そして、池袋へ。

池袋のシネマ・ロサで鑑賞

はじめてお邪魔した映画館です。
池袋駅西口を出てロマンス通り商店街へ、徒歩5分ほどのところにピンク色の複合商業ビルのロサ会館があります。1968年からある建物とのこと。

ロサ会館

ロサ会館

映画館シネマ・ロサはロサ会館の大通り沿いになる真反対側の角の1階にチケット売り場がありました。
ちょっと探しました(笑)

池袋シネマ・ロサ(映画館)

池袋シネマ・ロサ(映画館)

劇場を確認。

映画『最低。』初日舞台挨拶

映画『最低。』初日舞台挨拶

到着です。

到着

到着

事前にチケットを購入していましたので、そのまま階段を降りて、地下のCINEMA ROSA 2へ。177席の劇場です。

映画『最低。』初日舞台挨拶付チケット

映画『最低。』初日舞台挨拶付チケット

いよいよ、映画『最低。』鑑賞です。

映画『最低。』物語

果てしなく続くかのような日常に耐えきれず、新しい世界の扉を開く平凡な主婦、美穂。家族に内緒で、AV女優として多忙な生活を送る専門学生、彩乃。奔放な母親に振り回されつつも、絵を描いている時だけ自由になれる女子高生、あやこ。そんな境遇も性格も異なる女たちの運命は、ある出来事をきっかけに動き始める…。
人気AV女優、紗倉まなの同名小説を、『ヘヴンズ ストーリー』(10)『64―ロクヨン―』(16)の瀬々敬久監督が衝撃の映画化。どうにもならない現実を前に、それでも自分らしく生きようとする女性たちを力強く、時に繊細に描く。人生を変えるきっかけをつかもうともがく美穂役に、女優としてだけではなく、舞台の企画・演出も手掛ける森口彩乃。AVの仕事を天職だと信じて疑わない彩乃役に、『フィギュアなあなた』(13)『マリアの乳房』(14)の佐々木心音。自分の住む町にもクラスメイトにも馴染めないあやこ役に本作で本格的に女優業を開始した山田愛奈。他にも高岡早紀、渡辺真起子、根岸季衣らの実力派女優が脇を固める。
ラスト、彼女たちの見つめる先には何があるのだろうか。今いる場所から一歩踏み出す勇気をくれる、そんな映画が誕生した。

橋口美穂(森口彩乃)、34歳。何不自由なく暮らしているものの、どこか満たされない日々。夫の健太(忍成修吾)は何事にも無関心で、子供が欲しいと提案しても忙しい仕事を理由に断られる。最近は病に伏した父を姉の美沙(江口のりこ)と交代で見舞うため、家と病院を往復する毎日。このままずっと同じような生活が続くのだろうか……。そんな空虚な思いを埋めるため、美穂が決心したのはAVに出ること。今までずっと安定志向だった自分の人生を、ひょっとしたら変えることができるかもしれない。そう信じて彼女は新しい世界の扉を開けるが――。

本間あやこ(山田愛奈)、17歳。小さな喫茶店を営む祖母の知恵(根岸季衣)、東京から出戻った母の孝子(高岡早紀)と3人で、寂れた海辺の町で暮らす。人と接するのが苦手で、クラスメイトとも打ち解けることができない。自分の部屋でキャンパスに向かって絵を描いているときだけが唯一心休まる時間。しかしある日事件が起こる。登校すると、あやこの母親が元AV女優だという噂が広がっていたのだ。定職にも就かず、自由奔放な生活を送る孝子は田舎町では目立つ存在。あやこはそんな母親との距離感をいまだに掴めずにいたが、勇気を出して孝子に真相を確かめようとする――。

彩乃(佐々木心音)、25歳。専門学校に通うため、そりが合わない家族から逃げるように上京してきたが、軽い気持ちでAVに出演。その後人気女優となり、多忙な毎日を送る。この仕事に後ろめたさはない。むしろ天職かもしれないと思う。日比野(森岡龍)という頼りなさげな男とバーで意気投合した彩乃は、そのまま一緒に朝を迎えるが、彼女の仕事を知った母親の泉美(渡辺真起子)が突然現れ、穏やかな幸福感が一気に吹き飛ぶ。AVの仕事をやめるよう説得する母を置き去りにし仕事へと向かう彩乃だったが、撮影中に意識を失い、そのまま病院へ運ばれる――。

出典)映画『最低。』オフィシャルサイト

映画『最低。』予告編

予告編

初日舞台挨拶

舞台挨拶、楽しかったです。東京国際映画祭とは違う砕けたアットホームな雰囲気で笑いが絶えませんでした。
私が参加したのは池袋シネマ・ロサですが、角川シネマ新宿で同日に開催された初日舞台挨拶のダイジェスト動画が公開されていましたので雰囲気をどうぞ。

映画『最低。』初日舞台挨拶ダイジェスト 角川シネマ新宿

鑑賞後、劇場パンフレットを読みました

美穂役の森口彩乃さん、綾乃役の佐々木心音さん、あやこ役の山田愛奈さん、監督の瀬々敬久さん、原作の紗倉まなさんのインタビュー記事をはじめ、読み応えがありました。

映画『最低。』劇場パンフレット

映画『最低。』劇場パンフレット

原作小説『最低。』を読みました。

映画『最低。』初日舞台挨拶上映を観賞した際、劇中の登場人物のひとりが、北海道釧路から18歳で東京に上京してきた女性という設定であることを知りました。私のふるさとの「釧路」という地名を予期せぬところで不意に耳にして心に残りました。私も釧路から東京に18歳で上京してきたので原作小説も読んでみようと。
小説、良かったです。小説では、章ごとに順番に4人の女性が描かれていました。映画では3人に絞られ、重なり合うように進行する脚本にアレンジされていることがわかりました。映画では描かれていない部分等の出来事や繊細な心情も文字で読めてよかったです。逆に原作では描かれていないものの映画で付足されて創作されている部分もわかりよかったです。

漫画『最低。』を読みました。

紺條夏生さんがコミカライズされた漫画版『最低。』。コミカライズ企画が単行本1巻のみときまっていたとのことで、原作小説の4人が、綾乃ひとりに絞って描かれていました。すこしだけ、橋口美穂も登場します。
漫画版はより原作に忠実に描かれていたように感じました。映画では描かれなかった部分も含め、繊細に描かれていて、読めてよかったです。

感想

高橋典幸

女性目線で描かれた美しい物語でした。繊細な心情がよく描かれ、スクリーンに映し出される映像も美しかったです。心が痛むシーンも少なからずあるのですが、それでも、もがきながらも前を向いて一歩歩みだそうとする女性たちに力強さを感じました。主演女優のお3方も素晴らしかったのですが、綾乃の母役の渡辺真起子さん、あやこの母役の高岡早紀さん、よかったなあ。

関連外部リンク


参考
映画『最低。』公式サイト


参考
池袋シネマ・ロサ公式サイト

原作小説『最低。』著者:紗倉まな

漫画『最低。』原作:紗倉まな、著者:紺條夏生

映画『最低。』テーマソング「ふちどり」泉まくら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です