映画『娼年』(R18+指定作品)をTOHOシネマズ日比谷で鑑賞しました。
私は、石田衣良さんの原作小説『娼年』と続編の『逝年』と『爽年』を読んでの観賞。
本作の物語、リョウ、アズマ、御堂静香、咲良のその後も知っての観賞となりました。
感想
出演の役者の皆さんが素晴らしかったので、ひとつひとつのエピソードをもっともっとじっくり味わいたかった。
映画は原作小説のエッセンスのダイジェスト版という感じでした。
小説ではリョウの心の声が文字で丁寧に描かれていますが、映画ではその心の声のナレーションや説明はありません。
台詞と表情や所作とBGMのみで表現されていきます。
私はこの物語、正直な気持ちとして、小説の方が心に滲みて味わい深かったです。
ただ、役者の皆さんは登場人物を見事に体現されていて本当に素晴らしかったです。
ほぼ満席の映画館は女性が8割。
女性のお友達同士、女性ひとり、カップルでという鑑賞客が多かったです。
男ひとりで見に来ている人はごく少数。完全アウェイでした(笑)
つぶやき
映画『娼年』を石田衣良さんの原作小説『娼年』と続編の『逝年』『爽年』を読んでの観賞。映画は原作小説のエッセンスのダイジェスト版という感じでした。出演の役者の皆さんは登場人物を見事に体現し素晴らしかったので、ひとつひとつのエピソードをもっともっとじっくり味わいたかった。#娼年感想 pic.twitter.com/WX8ANAu2xL
— 高橋典幸⛅ (@NoriyukiJP) April 13, 2018
映画『娼年』物語
主人公の森中領は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。ある日、美しい女性がバーに現れた。女性の名前は御堂静香。「女なんてつまんないよ」という領に静香は”情熱の試験”を受けさせる。それは、静香が手がける会員制ボーイズクラブ、「Le Club Passion」に入るための試験であった。入店を決意した領は、翌日から娼夫・リョウとして仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく
リョウと女性たちが織りなす物語は、単なる性表現ではない”人と人との本質的なコミュニケーション”を描き出す。リョウは女性たちと体を重ねながら、彼女たちの心の奥に隠された欲望や心の傷を優しく癒やし、自らも人間として成長していく。監督・俳優。スタッフが全身全霊をかけ”生身の感情”を徹底的に描いたセックスシーンは観るものの感情を刺激し、すべてを脱ぎ捨てることで現れる奥深い人間ドラマは、大きな衝撃と多くの共感を集めるはずだ。
原作は2001年の直木賞候補となった石田衣良の恋愛小説。娼夫である主人公リョウと、様々な女性たちのセックスを美しい筆致で描きながら、女性たちの欲望、そしてその近くにある心の傷を優しく肯定する内容は大きな支持を得た。2016年8月には三浦大輔演出、松坂桃李主演で舞台化。俳優陣が観客の目の前で一糸まとわず”表現”するというセンセーショナルな内容で話題騒然となり、全公演即ソールドアウトの伝説の舞台となったことも記憶に新しい。そして遂に、三浦×松坂のコンビで原作を完全映画化。観るものの感情を刺激し、最後には爽快感を感じる鮮烈な愛のドラマが誕生した。
出典)映画『娼年』公式サイト
映画『娼年』予告動画
映画『娼年』特報(30秒)
映画『娼年』予告(1分33秒)
映画『娼年』15秒CM A(15秒)
映画『娼年』15秒CM B(15秒)
映画『娼年』”娼夫”リョウ 初出勤シーン本編映像(1分11秒)
映画『娼年』完成披露舞台挨拶(13分20秒)
2018年3月29日オープンのTOHOシネマズ日比谷で鑑賞
THE MOVIE PALACE・TOHOシネマズ 日比谷 オープニング映像(16秒)
2018年3月29日オープンのTOHOシネマズ日比谷で鑑賞しました。
鑑賞日は、グランドオープン2週間後の4月13日です。
関連外部リンク
映画『娼年』豪華[Blu-ray]
原作小説『娼年』/著者:石田衣良
映画の原作は『娼年』
映画のその後の物語が『逝年』
その7年後を描くシリーズ最終章が『爽年』
原作小説『娼年』原作者の石田衣良さんご本人による朗読
私は、原作小説『娼年』を、原作者の石田衣良さんご本人による朗読で聴きました
Audible 『娼年』 石田衣良 著・朗読 メイキング(2分24秒)